帯状疱疹予防接種
帯状疱疹予防接種(ワクチン)
帯状疱疹は予防接種(ワクチン)で予防できます。
帯状疱疹はウイルスが原因で発症する皮膚の病気で、痛みや赤い斑点が主な特徴です。
発症リスクは加齢と共に増加し、特に50歳以上で急増します。また、疲労やストレスなどで免疫力が低下すると発症しやすくなると言われています。
予防するには帯状疱疹予防接種(ワクチン)が有効です。
当院では乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」(販売:田辺三菱製薬株式会社)及び「シングリックス」(GSK社)の2種類のワクチンを選択できます。
- ビケン:対象年齢は50歳以上です。
- シングリックス:対象年齢は50歳以上に加え、帯状疱疹発症リスクが高いと考えられる18歳以上の方も対象です。
帯状疱疹予防接種の効果
発症予防効果は、「ビケン」で50%程度、「シングリックス」で90%台とされています。
どちらのワクチンでも重症化を防ぐ効果がありますが、接種後の副反応は「ビケン」より「シングリックス」の方が強いとされています。
シングリックスの副反応
接種後7日間に起こる主な副反応は以下の通りです。
- 注射部位:痛み78%、赤み38%、腫れ26%
- 注射部位以外:筋肉痛40%、疲労39%、頭痛33%、悪寒24%、発熱18%、胃腸症状13%
予防接種をご希望の際は、どちらのワクチンを選択するかなど、診察時にご相談ください。
予防接種費用
- ビケン:8,800円(税込)
- シングリックス:1回あたり22,000円(税込)
※「シングリックス」は2回接種する必要があり、接種間隔は2か月(最大間隔6か月)となります。
2025年度からの費用助成について
2025年度より、福岡市では定期接種について接種費用の一部補助が開始されます。任意接種についても接種費用の一部助成が実施されます。一部補助対象の方の自己負担額は以下の通りです。
- ビケン:4,900円
- シングリックス:1回あたり12,000円
助成を受けるには、年齢等の条件があります。
詳しくは、福岡市ホームページををご覧ください。
<福岡市:帯状疱疹の予防接種について>
福岡市以外の福岡県在住の方も当院で接種可能です。不明な点や詳細は各市町村の窓口にお尋ねください。 当院は福岡県予防接種広域化実施医療機関です。
ご不明な点は受診の際にご相談ください。